「新しく脱毛サロンを開業したいけど、どの脱毛器を選べばいいかわからない…」
「今使っている機器が古くなってきたから、最新の業務用レーザー脱毛器に買い替えたい」
「高額な投資だからこそ、絶対に失敗したくない!」
サロンの成功を左右するといっても過言ではない、業務用脱毛器選び。特に、高い効果が期待できる業務用レーザー脱毛器は種類が多く、何を基準に比較すれば良いのか迷ってしまいますよね。
この記事では、業務用レーザー脱毛器の選び方を徹底解説します。基礎知識から価格相場、維持費、保証の比較ポイントまで、後悔しない脱毛器選びの知識を網羅的にお届けします。あなたのサロンに最適な一台を見つけるため、ぜひ最後までご覧ください。

まずは基礎知識から|業務用レーザー脱毛器の種類と仕組み
最適な一台を選ぶには、まず業務用レーザー脱毛器の基本的な仕組みと種類を理解することが重要です。
レーザー脱毛の仕組みと3つの種類
レーザー脱毛は、毛の黒い色素(メラニン)に反応する特殊な光を照射し、発生した熱で発毛組織にダメージを与える仕組みです。
高出力で特定の波長に絞られているため、高い効果が期待できます。業務用で使われるレーザーは、主に以下の3種類です。
レーザーの種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
アレキサンドライト | 波長が短く、メラニンへの吸収率が非常に高い。 | ・剛毛、濃い毛に効果大 ・美肌効果も期待できる | ・日焼け肌、色黒肌には不向き ・産毛への効果は限定的 |
ダイオード | 中間的な波長で、幅広い毛質・肌質に対応可能。 | ・産毛から剛毛まで対応 ・痛みが比較的少ない | ・効果実感に時間がかかる場合がある |
ヤグ(YAG) | 波長が長く、皮膚の深層まで届く。 | ・日焼け肌、色黒肌にも対応 ・根深い毛(VIO、ヒゲ)に強い | ・痛みが比較的強い傾向 |
最近は、複数の波長を搭載し、より多様なニーズに対応できる「ブレンド型」の業務用脱毛器も増えています。
「業務用」と「家庭用」の決定的な違い
両者の違いは「出力の高さ」です。業務用は高出力で発毛組織を破壊するレベルの照射が可能ですが、家庭用は安全優先の低出力設計で、一時的な抑毛・減毛効果にとどまります。
サロンのサービスとして提供するには、業務用レーザー脱毛器が必須となります。
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業務用レーザー脱毛器の選び方|失敗しないための7つのチェックポイント
ここからは、実際に業務用レーザー脱毛器を選ぶ際にチェックすべき具体的なポイントを7つ解説します。
1. 脱毛方式(レーザーの種類)
サロンのターゲット顧客層に合わせて脱毛方式を選びましょう。
- 幅広い客層を狙うなら
ダイオードレーザー or ブレンド型 - メンズやVIOに力を入れるなら
ヤグレーザー搭載モデル or ブレンド型 - 美肌効果も付加価値にしたいなら
アレキサンドライトレーザー搭載モデル
2. 施術効率(照射面積と連射速度)
サロンの収益性に直結するのが施術効率です。照射面積が大きく、1秒あたりの連射速度が速い(Hzが高い)機種ほど、施術時間を短縮できます。スピーディーな施術は顧客満足度にも繋がるため、重要な比較ポイントです。
3. 顧客満足度を左右する冷却機能
レーザー脱毛の痛みを軽減する強力な冷却機能は、サロンの大きな強みになります。ハンドピース先端で肌を直接冷やす「接触冷却方式」が主流で、高い冷却性能を持つモデルは顧客満足度を大きく向上させます。デモ体験で冷却レベルを確認しましょう。
4. 施術者の負担(操作性と重量)
施術者が毎日使う機器だからこそ、使いやすさは重要です。直感的に操作できるか、ハンドピースは軽くて持ちやすいか、ケーブルは取り回しやすいかなどをチェックしましょう。ハンドピースの重量は、施術者の身体的な負担に直結します。
5. お客様の信頼を得るための安全性
安全な施術は信頼の基本です。緊急停止装置などの安全機能はもちろん、日本の安全基準を満たす「PSEマーク」の有無を確認しましょう。万が一の肌トラブルに備えたドクターサポート制度があるメーカーだと、さらに安心です。
6. サロンの空間に合うデザインとサイズ
脱毛器はサロンの顔です。内装のコンセプトに合うデザインか、設置スペースに収まるサイズかを確認しましょう。施術動線を妨げないか、事前にシミュレーションしておくことが大切です。
7. サロンの売上を伸ばす多機能性
最近は、脱毛以外の機能を搭載した「複合機」も人気です。ハンドピースを交換してフォトフェイシャルなどを行えれば、客単価アップに繋がります。脱毛以外のメニュー展開も考えているなら、多機能モデルも検討しましょう。

業務用レーザー脱毛器の導入コストと相場
業務用レーザー脱毛器の導入に必要な資金について解説します。
本体価格の相場は300万~500万円
新品の業務用レーザー脱毛器の本体価格は、300万円から500万円が相場です。安価なモデルもありますが、出力や耐久性、サポート面で劣る場合があるため慎重な検討が必要です。予算と求める性能のバランスを見極めましょう。
購入方法(現金・リース・レンタル)
導入方法は主に3つ。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自社の資金計画に合った方法を選びましょう。現金入
- 現金購入
総額負担が最も安い。ただし、初期費用が一度に数百万円単位になるため、自己資金が潤沢なサロンや、すでに黒字基盤があるサロン向け。 - リース
初期費用ゼロで導入可能。経費処理できるので節税効果もあり、新規開業者の約6~7割が選ぶ方法。 - レンタル
短期的な利用に便利(イベント出店やテスト導入など)。お試しとしては有効。
「中古」という選択肢のリスク
中古品は安価ですが、メーカー保証が切れていたり、性能が劣化していたりするリスクがあります。高額な修理費用が発生する可能性もあるため、特に初めての導入なら、保証が充実した新品をおすすめします。
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見落としがちなランニングコスト|維持費とメンテナンス
本体価格だけでなく、導入後に継続してかかるランニングコストも必ず確認しましょう。
- ランプ交換費用
ハンドピース内のランプの寿命(ショット数)と交換費用。月200人を施術するとは年10万円程度かかる。 - ジェルなどの消耗品費
施術に必要なジェルやローションなどの費用。月200人の施術で月7万円程度のコストがかかる。 - メンテナンス・修理費用
保証期間外の定期メンテナンスや修理にかかる費用。年5万円程度の定期点検費が必要な場合あり。
アフターサポートと保証で選ぶ|購入後の安心を手に入れる
高額な機器だからこそ、購入後のサポート体制はメーカー選びの最重要項目です。
- 保証期間と内容
最低1年以上の保証は必須。本体だけでなく、ハンドピースなど付属品も保証対象か確認しましょう。 - 導入講習・研修制度
機器の性能を最大限引き出すための、充実した研修制度があるか。 - サポート体制
故障時に迅速に対応してくれるか、代替機の貸し出しはあるか、などはいざという時の生命線です。
業務用レーザー脱毛器に関するよくある質問(Q&A)
Q.ダイオード、アレキサンドライト、ヤグ、どれが一番おすすめですか?
A.一概にどれが一番とは言えず、サロンのターゲット層によります。幅広いお客様に対応したいならダイオード、剛毛や男性のヒゲ脱毛を強みにしたいならヤグが基本です。最近は、これらの長所を組み合わせた複数波長搭載の脱毛器が人気を集めています。
Q.リース契約の審査は厳しいですか?
A.リース会社によりますが、しっかりとした事業計画があれば新規開業でも審査に通る可能性は十分にあります。多くの脱毛器メーカーが提携リース会社を紹介してくれるので、まずはメーカーに相談してみましょう。
Q.日本製と海外製の違いはありますか?
A.日本製は日本人の肌質に合わせた設計や、きめ細やかなサポートが魅力です。海外製は先進的な技術や高いパワーが特徴です。どちらも一長一短なので、国籍で判断せず、個々の製品の性能やサポート内容で比較することが大切です。
まとめ:最適な業務用レーザー脱毛器でサロンを成功に導こう
今回は、業務用レーザー脱毛器の選び方について、基礎知識から具体的な比較ポイントまで解説しました。
業務用脱毛器は、サロンのコンセプト、施術効率、そして収益性を左右する重要な投資です。価格だけで選んでしまうと、「効果が出ない」「故障が多い」といったトラブルに繋がりかねません。
この記事でご紹介したポイントを参考に、複数のメーカーから資料を取り寄せ、可能であればデモを体験してみてください。性能、安全性、コスト、サポート体制までを総合的に判断し、あなたのサロンにとって最高のパートナーとなる一台を見つけ出しましょう。
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