美容業界で今、最も注目を集めている施術の一つ「ハイドラフェイシャル」。その高い効果と顧客満足度から、ご自身のサロンへの導入を検討されているオーナー様も多いのではないでしょうか。しかし、その一方で「ハイドラ機械は高額で手が出ない…」「レンタルと購入、結局どちらが自店にとってメリットが大きいのだろう?」といった、ハイドラ機械の初期費用に関する悩みは尽きません。
この記事では、そんなオーナー様のお悩みを解決するため、ハイドラ機械の初期費用を徹底的に調査。購入とレンタルのメリット・デメリットをあらゆる角度から比較し、あなたのサロンに最適な選択肢が一目でわかる「初期費用早見表」をご用意しました。また、導入後のランニングコストや、後悔しないための注意点まで詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもハイドラ機械(ハイドラフェイシャル)とは?
ハイドラ機械(ハイドラフェイシャル)とは、水(ハイドロ)の力を利用した最先端のピーリング技術です。特許取得の技術で、水の渦巻き流を利用して肌表面の汚れや古い角質を優しく除去しながら、同時に毛穴の奥の詰まりを吸引。さらに、保湿成分を含んだ美容液を肌深層へ浸透させることができます。これら「クレンジング」「ピーリング」「美容液導入」の3ステップを一度の施術で、しかもダウンタイムがほとんどなく行えるのが最大の特徴です。施術直後から肌のトーンアップやつるつる感を実感できます。そのため、顧客満足度が非常に高く、リピートに繋がりやすいメニューとして多くのサロンで導入が進んでいます。
ハイドラ機械の初期費用はいくら?
それでは、実際にハイドラ機械を導入する場合、どれくらいの初期費用が必要になるのでしょうか。「購入」と「レンタル(サブスクリプション)」の2つのケースに分けて、具体的な価格相場を見ていきましょう。
購入する場合の価格相場
一括または分割払いで機械を自社の資産として購入する場合、その価格は性能やブランドによって大きく異なります。
- 公式・ハイブランド機(HydraFacialなど):数百万円台(例:約300万~500万円)が相場です。世界的に実績があり、特許技術による安定した効果が魅力です。しかし、初期投資は非常に高額になります。
- 多機能・高スペック機:約80万~200万円が中心価格帯です。ハイドラ機能に加え、超音波やRF(ラジオ波)など、複数の機能を搭載した複合機が多く、幅広いメニュー展開が可能です。
- シンプル機能・中価格帯機:約50万円前後から探すことができます。また、機能をハイドラピーリングに特化させることで、比較的導入しやすい価格を実現しています。
購入の場合は、まとまった初期資金が必要になります。資金調達についてはこちらの記事も参考にしてみてください👇

レンタル(サブスク)する場合の料金体系
近年、初期費用を劇的に抑えられるとして主流になっているのが、月額制のレンタルやサブスクリプションモデルです。
- 月額料金:月々数万円から導入可能です。
- プラン例1(機器レンタル+消耗品購入):月額15,000円~30,000円程度。毎月、専用の美容液などの消耗品を契約することで、マシン本体を無料でレンタルできるプランです。
- プラン例2(機器のみレンタル):月額6,000円程度から。マシンレンタル料を支払い、消耗品は別途必要に応じて購入するプランです。
この方式の最大のメリットは、数百万円クラスのハイスペックなマシンでも、月々わずかな負担で導入できる点にあります。加えて、開業初期で資金に余裕がない場合や、まずはお試しで導入してみたい場合に最適な選択肢と言えるでしょう。

【早見表】あなたのサロンはどっち?レンタル vs 購入 徹底比較
購入とレンタル、それぞれにメリット・デメリットがあります。ご自身のサロンの状況と照らし合わせながら、どちらが最適か判断するための早見表を作成しました。
比較項目 | 購入 | レンタル(サブスク) |
---|---|---|
初期費用 | 高い(数十万~数百万円) | 低い(月額数千円~) |
月々のコスト | ・本体の減価償却費 ・消耗品費 ・メンテナンス費 | ・月額利用料(消耗品費込の場合も) ・消耗品費(別途の場合) |
総コスト(長期的視点) | 長期間利用すれば割安になる可能性 | 長期間利用すると割高になる可能性 |
メンテナンス・故障対応 | 自己負担(メーカー保証期間後は有料) | プラン内で無償交換・修理の場合が多い |
最新機種への対応 | 買い替えに再度高額な費用が発生 | プラン変更などで対応しやすい |
資産価値 | あり(自社の資産となる) | なし(あくまでレンタル品) |
おすすめのサロン | ・資金力がある ・長期的な運営計画がある ・人気メニューとして確立できる見込みがある | ・開業初期で資金を抑えたい ・まずはお試しで導入したい ・常に最新機種を使いたい |
購入がおすすめなサロンのタイプ
上記の比較から、ハイドラ機械の「購入」は以下のようなサロン様におすすめです。
- 潤沢な自己資金がある、または融資を受けているサロン:高額な初期投資が可能で、長期的な視点でコストを回収できる見込みがある場合に適しています。
- すでに多くの顧客を抱えている人気サロン:ハイドラを導入すれば、確実に多くの利用が見込める場合、早期に投資を回収し、長期的な利益を最大化できます。
- 自社の資産として美容機器を保有したいサロン:機械を資産計上することで、経営上のメリットを享受したい場合に有効です。
ハイブランド機の詳細はこちらから👇

レンタルがおすすめなサロンのタイプ
一方で、「レンタル(サブスク)」は、より多くのサロン様にとってメリットの大きい選択肢と言えます。特に以下のようなケースに最適です。
- これから開業する、または開業して間もないサロン:とにかく初期費用を抑え、運転資金を確保したい場合に最適です。
- 新しいメニューとして、まずはお客様の反応を見たいサロン:「お試し期間」として導入し、人気が出れば購入を検討する、といったステップを踏むことができます。
- 技術の陳腐化リスクを避けたいサロン:美容機器の進化は日進月歩です。また、レンタルなら常に最新のサービスを提供し続けることが可能です。
- 機械のメンテナンスや故障時の対応に不安があるサロン:サポート体制が充実しているプランを選べば、万が一の際も安心です。
美容機器の必要性についてはこちらでも詳しく解説しています👇

導入前に確認すべき3つの注意点
導入方法を決める前に、後悔しないために必ず確認しておきたいポイントが3つあります。
- ランニングコストの総額:本体費用だけでなく、施術1回あたりの消耗品(専用美容液、交換用チップなど)にいくらかかるかを正確に把握しましょう。これがメニュー価格設定と利益率に直結します。
- サポート体制の詳細:故障した場合、代替機はすぐに提供されるのか?導入後の技術講習は充実しているか?など、契約前にメーカーや代理店のサポート内容を細かく確認することが重要です。
- 契約内容(特に解約条件):特にレンタルの場合、最低契約期間や、期間内に解約する場合の違約金については、必ず契約書で確認しておきましょう。
まとめ:最適な一台はサロンの数だけ存在する
ハイドラ機械の導入において、購入とレンタルのどちらが絶対的に「お得」ということはありません。重要なのは、ご自身のサロンの「現在の資金状況」と「将来の事業計画」に最も合った選択をすることです。
「初期費用を抑えて、低リスクで始めたい」ならレンタルを。
「長期的な視点で、総コストを抑えて資産にしたい」なら購入を。
まずはこの大きな方向性を定めた上で、複数のメーカーや代理店から話を聞き、デモンストレーションを体験してみることを強くお勧めします。実際の機械の操作性や効果、担当者の対応などを比較検討することで、心から納得できる一台が見つかるはずです。
この記事が、あなたのサロンの成功に向けた、最適なハイドラ機械選びの羅針盤となれば幸いです。
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