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エステ開業はマンションでOK?必要な条件と準備とは

「いつかは自分のエステサロンを開きたい」そんな夢をお持ちの方にとって、マンションでの開業は初期費用を抑えられる魅力的な選択肢です。しかし、実際にマンションでエステサロンを開業するには、クリアすべき条件や準備が不可欠。「そもそもマンションで開業できるの?」という疑問から、「どんな準備が必要?」という悩みまで、この記事で解決していきましょう。

この記事では、マンションでのエステ開業を成功させるための具体的な条件、準備のステップを徹底解説します。夢への第一歩を、着実に踏み出しましょう。

目次

マンションでエステサロンを開業するメリット・デメリット

本格的な準備の前に、エステのマンション開業が自分に合っているか、メリットとデメリットを比較してみましょう

メリット

  • コストを大幅削減
    テナント契約に比べ、敷金礼金や内装費などの初期費用を格段に抑えられます。 自宅マンションなら家賃もかからず、経営の負担を軽減できます。
  • 落ち着いたプライベート空間
    「隠れ家サロン」として、お客様一人ひとりに向き合った丁寧なサービスを提供できます。 大手サロンの雰囲気が苦手な方に選ばれやすくなります。
  • 通勤時間ゼロ
    自宅で開業すれば通勤の必要がなく、家事や育児と仕事の両立がしやすくなります。

デメリット

  • 規約違反のリスク
    規約で事業利用が禁止されていると、開業はできません。無断営業は契約違反となり、トラブルの原因になります。
  • 集客の難易度が高い
    看板が出せず、外からサロンの存在が分かりにくいため、SNSやウェブサイトなどオンラインでの集客が必須です。
  • 近隣トラブルの可能性
    お客様の出入りや話し声、施術時の音や香りなどが、近隣住民からのクレームに繋がることがあります。
エステ開業をマンションで行った場合

マンションで開業するための5つの必須条件

エステ開業をマンションで行うには、以下の5つの条件を必ず確認してください。特に最初の2つは、クリアできなければ計画を進めることができません。

1. 管理規約で「事業利用」が許可されているか

最も重要な確認事項です。マンションの管理規約で「住居専用」と定められている場合、原則として事業はできません。まずは管理規約を確認し、管理会社に「エステサロンとして不特定多数の人が出入りする」ことを伝え、事業利用が可能か必ず確認しましょう。

2. 賃貸の場合は貸主(大家さん)の許可を得る

賃貸マンションでは、管理規約のクリアに加えて、貸主の許可が必須です。 無断営業は契約違反になるため、正直に計画を伝えて承諾を得てください。許可が得られたら、後のトラブルを防ぐために書面で承諾の証拠を残しておきましょう。

3. 消防法の基準を満たしているか

不特定多数の人が出入りする施設は、消防法の対象となる可能性があります。念のため、管轄の消防署に問い合わせ、消火器や火災報知機の設置義務について確認しておくと安心です。

4. お客様が通いやすい立地であること

「駅から近い」「アクセスが分かりやすい」といった立地は、集客を大きく左右します。 また、静かで落ち着いた環境を求めるお客様が多いため、サロンのコンセプトに合ったエリアを選ぶことも重要です。

5. 近隣住民への配慮を徹底できるか

マンションは共同住宅です。お客様には共用部でのマナーを守ってもらうよう事前に案内しましょう。また、施術中の音や振動が漏れないよう、防音対策を講じることもトラブル回避に繋がります。

自宅でエステサロンを開業してみたい方はこちら👇

マンション開業!準備からオープンまでの5ステップ

条件をクリアできたら、具体的な準備に進みます。ステップごとに着実に進めましょう。

ステップ1:事業計画を立てる

サロンのコンセプト、ターゲット顧客、メニュー、料金設定といった事業の土台を固めます。 これをもとに、物件取得費や備品代などの初期費用と、数ヶ月分の運転資金を含めた資金計画を立てます。

ステップ2:資金調達

賃貸マンションでの開業には、100万円以上の資金が必要になることもあります。 自己資金で不足する場合は、日本政策金融公庫の融資や、国・自治体の補助金・助成金の活用を検討しましょう。

ステップ3:必要な届出と資格

事業を開始したら、管轄の税務署に「開業届」を提出します。 一般的なエステでは保健所の届出は不要ですが、特定の施術(まつげエクステ等)を行う場合は美容所登録が必要です。 必須の国家資格はありませんが、お客様の信頼を得るために民間の資格を取得しておくことを推奨します。

ステップ4:内装・備品の準備

お客様がリラックスできる空間作りを心がけ、生活感が出ないようプライベート空間としっかり区切ります。施術ベッドや美容機器、タオルなどの備品を揃えましょう。 高価な機器は、最初はレンタルで費用を抑えるのも賢い方法です。

ステップ5:集客の仕組みを作る

人目につきにくいマンションサロンでは、オンラインでの集客が生命線です。 サロンの魅力が伝わるウェブサイトやSNSを開設し、オープン前から積極的に情報を発信しましょう。24時間予約可能なシステムの導入も、お客様の利便性を高めます。

まとめ

エステ開業をマンションで行うのは、コストを抑えられる魅力的な選択肢ですが、クリアすべき条件も少なくありません。特に、管理規約や貸主の許可といったルールを守り、近隣への配慮を怠らないことが、トラブルなく長く愛されるサロンを続けるための鍵となります。この記事を参考に、入念な準備を進め、あなただけの素敵なサロンの夢を叶えてください。

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この記事を書いた人

エステサロン開業を目指す方のための、実践型メディア。
実際にエステサロンを開業・運営してきた経験をもとに、準備から集客、助成金活用やスタッフ教育に至るまで、リアルで役立つノウハウを発信しています。
美容業界で「自分のサロンを持ちたい」という夢を叶えたいすべての方へ、確かな知識と具体的な手順をお届けします。

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